薫る夕暮れ、わかりはじめる

読んだもの、観たもの、いただいたもの、詠んだ短歌などについての記録。

読書日記

角川「短歌」2019年10月号

「特集「型」を歌に生かす 五七五七七の本質を知る」。 寄稿しているのは佐伯裕子、春日いづみ、梅内美華子、高木佳子、花山周子、小原奈実、大松達知、島田幸典、堀田季何、安田純生、今井恵子。 ごく大まかに言えば、切り口は二つ。 1,五七五七七という…

正岡子規『墨汁一滴』

正岡子規『墨汁一滴』(明治34年)から、新しい日本語の表記に関する記述を。「漢字廃止、羅馬(ローマ)字採用または新字製造などの遼遠(りょうえん)なる論は知らず。余は極めて手近なる必要に応ぜんために至急新仮字(しんかな)の製造を望む者なり。そ…

近藤芳美『磔刑』

◇近藤芳美『磔刑』 1988年刊3月短歌研究者刊。第15歌集。 「1985年から86年夏にかけての作品よりなる。72歳、73歳の間である。…同じ時期、雑誌「世界」(岩波書店)に「歌い来しかた」という文章を掲載していた。…小さな仕事ながら、一歌人とし自らの作品を…

4月9日(水)付『近藤芳美集』第3巻『遠く夏めぐりて』

4月9日(水)◇昼まで読書、家事。午後、こどもの懇談会。◇新しい担任の先生がこどもたちの様子をデジカメで撮って、テレビで見せてくれた。SDカードとそれを読み込めるテレビがあればそれができるのだよな、と感動した。◇懇談会ではこどもの二次性徴につい…

4月7日(月)付『近藤芳美集』第2巻『黒豹』

4月7日(月) ◇小学校の始業式。掃除して、お世話になっている仲良しのお友達を夕刻あずかる。 ◇どうしようもなかった家を大分片付けて、よく人をまねいた春休みだった。こどもたちも楽しそうで、私も久しぶりにこういう安心をたっぷり味わった。できるだ…

4月2日(水)付『近藤芳美集』第二巻『異邦者』

2014.4.2(水)◇旅行二日目。一日中スパリゾートハワイアンズにこもりきり。夜、楽しみにしていたフラガール達のショーを見ることができた。思っていたよりずっと過酷なショーだとわかった。震災後、このショーが再開されたときにあんなに話題になった理由が…

12月7日(土)付・近藤芳美『冬の銀河』

12月7日(土) ◇午前中、こども達と過ごす。午後、山崎聡子さん歌集『手のひらの花火』批評会。 かなり高度な技術面での指摘が多かったのは、山崎さんの実力を踏まえてのことなのかも知れない。文体との契約という話が身に突き刺さるようだった。「文体との…

12月6日(金)付・近藤芳美『歴史』など

12月6日(金) ◇家で仕事。夕刻、地元商工会のタウンショップで手作りミートソースを食べる。アイスティーの茶葉(アールグレイ)もよくて美味しい。すぐ近くに郵便局があるから、ここで短歌研究詠草のハガキを書いたりもした。地元農家の野菜や地元の店のお…