薫る夕暮れ、わかりはじめる

読んだもの、観たもの、いただいたもの、詠んだ短歌などについての記録。

11月13日(水)

11月13日(水)

◇仕事はなし。皿を洗って、題詠blogに10首投稿して、外に出て少し本を読んだ。
 近頃見るもの聞くもの全てが、自分の心持ちのせいで憂鬱。


◇とりわけ憂鬱なのは、山に登る計画を海や森が好きな友人達と立てていること。
 おもしろがって聞いてはいるけれど、危ない。

◇近現代短歌も評論もとりあえず読めばよいのだとは思うけれど、読むにも技術がいる。読書の経験がなくても自分の心で感じることを感じればいいのだという理屈もあるけれど、私はそれはみっともないことだと思う。論じたり論じるために読んだりするなら、その道で成功している人と出来るだけ一緒に過ごして「気」のようなものを吸収するべきだけれど、今の私にはそういう環境があまりない。間違ったことを読み取ったり書いてしまったりするのは人を惑わせる無責任なことだ。

◇そういう訳で、最初の一冊を読み始めることにすごく逡巡している。

◇題詠blogは今月末までにあと70首。育児とそれにまつわることでやってみようかと思う。
 育児詠についても、これまでの膨大な試みの歴史や系譜を私はほとんど知らない。

◇読んだ本
 ・多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』(読了)
 ・『ネヲ』(届きました、ありがとうございました。)