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薫る夕暮れ、わかりはじめる

読んだもの、観たもの、いただいたもの、詠んだ短歌などについての記録。

4月2日(水)付『近藤芳美集』第二巻『異邦者』

2014.4.2(水)
◇旅行二日目。一日中スパリゾートハワイアンズにこもりきり。夜、楽しみにしていたフラガール達のショーを見ることができた。思っていたよりずっと過酷なショーだとわかった。震災後、このショーが再開されたときにあんなに話題になった理由がわかる気がした。
◇昨日はこのダンスチームの入社式を見かけ、今日は小名浜津波、塩害にあった桜が開花したニュースを聞いた。
◇そしてしたの子の六歳の誕生日。髪にのせる花輪とお土産のおもちゃを買って、お祝いした。

◇読書ほか◇
『近藤芳美集』第二巻『異邦者』
 読了。後半の方が面白い気がした。純粋な叙景歌が後半には少ないというのが、理由の一つにある気がする。近藤芳美の叙景歌が、私には難しい。見たことのない風景をあまりにも具体的に想像しなければいけなくて、想像しきれないことが多いから。そういう歌の続く連作が後半にはあまりなくて、人の振る舞いや思想を中心に語られて行く。
 あともうひとつ、『異邦者』全体を通じて感じたのは、この歌集は仕事上の海外出張を中心に編まれてある割りに仕事詠がかなり少ないのだけれど、仕事詠の時にいちばん思考ではなく活動する肉体の感覚のようなものが前面に出てきて、そういう連作のページになると、気分が軽く楽しくなった。

  移民吏の前不意にして泣訴するひとりの声を遠くまた聞く

  兵の日のひとり長身のかなしみのよみがえる中凍土の月光

  残る実のさんざしを折る妻の歩み帰らむ沼を包むあかねに