薫る夕暮れ、わかりはじめる

読んだもの、観たもの、いただいたもの、詠んだ短歌などについての記録。

4月15日(火)、16日(水)、17日(木)

415日(火)、16日(水)、17日(木)

◇授業。毎日ほんとうに楽しい。自分が何をどう判断し、どう書いていくのか、毎時間考えさせられている。自分で望んで仕事を打ち切って来たのだし、その決断が正解だった予感をすでにかなり強く感じていて、なのに同時にむしろ仕事に戻りたい、いま仕事に戻ったらどんな風に仕事と向き合うだろうと考えはじめたことが不思議だ。

◇一方でこういう暮らしは伝統的な短歌の作り方とは違うのではないか、違うところに自分は来てしまったのではないか、とも感じ始めている。やっぱり短歌は自ら働きながら作っていくものという先入観がある。書くことそのものの勉強に一日の大半の時間をあてがうことは、歌詠み見習いの生き方じゃあないような罪悪感(私の感覚だけれども)。何より家をきちんとまわしていくことが、この2年間の私が歌を作る矜持やよりどころや主題になっていくのだと思う。

◇自分に何が出来るのか、まだあまりよく思いつかない。明確な目的意識よりも美しさをもっと磨きたいという気持ちが強かったり。目的意識をまだ持ちたくなかったりそれを持ちだしたらあまりにも解りやすい歌になってしまうだろうという恐れがあったり。でも解りやすいものに読み手としていつも救われて来たのだから、私も解りやすいものを作っていかなければいけない。

◇実際のところは、誰かを傷つけないようにからくりめかして書いてきたことを、本当の姿で書けばよいだけのことのような気がする。

◇月末に向けて締め切りが次々と来るから、春の旅行のこととかを、細かく思い出して見ようと思う。

 

◇読書◇

なし。いろいろと断片的に。